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弁護士費用について

離婚にまつわる話し合い(示談)や家庭裁判所での離婚調停や裁判の時には法律の専門家である司法書士や弁護士に手続きや交渉のサポートや家庭裁判所への出廷時の同席などを依頼することが事をよりスムーズに運べる場合があります。当事者同士の話し合いが進まない、裁判のやり方が分からず不利になるおそれがあるなどの不安がある場合には、一人で立ち向かうよりも最終的にメリットが多いかも知れません。弁護士に依頼するとなると、その費用についても高そう、支払えないという心配があるかもしれませんが、まずは無料相談や法テラスを利用することから始め、どうすることが一番良いか検討してみましょう。

弁護士費用というとまずは、高いというイメージがあります。実際に数十万円の費用がかかることは予想されます。しかし、示談や調停、裁判を通して財産分与慰謝料の見込みがある場合には、そこからの成功報酬の支払いができますし、契約時にまず必要になるのは着手金だけ、または分割での支払いも出来る場合もあります。また、経済的利益を求める交渉の以来時には成功しなかった場合には返金制度を行っているところもあります。これらの情報を集め、無料相談を利用することで成功する見込みやどれくらいの利益を得ることができそうか、またその場合の成功報酬についても聞いてみることは大切なプロセスとなります。一定の要件を満たせば利用できる弁護士費用の立て替え制度に自分の件が当てはまるかの確認もしたほうが良いでしょう。

弁護士費用は主に着手金、成功報酬、実費請求の経費、家庭裁判所での同席の日当などがかかります。着手金は定額であることが多く、離婚以外にも依頼内容によって違います。成功報酬金は依頼内容の解決、経済的利益によって支払われ、離婚の場合財産分与、慰謝料、養育費の請求が考えられますが、それらの金額の何パーセント、という形での請求となることが多くなります。平均的な成功報酬は経済的利益の10パーセント前後となっています。弁護士報酬標準規定が廃止となり、平均よりも安い料金の弁護士事務所もあります。

弁護士費用は決して安いものではありませんが、弁護士の介入によって得る利益も少なくありません。法律の専門家から見た第三者的な視点から有利に進められると思われる新たな突破口を見つけることができるかもしれませんし、代理人と通すことで感情的にならずに話し合いができるようになります。また何よりも精神的な支えを得て不安が減り、相手に対しても精神的なアドバンテージを見せることができるでしょう。

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